とにかく不安だった。
想像以上に揺れる。
外に出られずに気分転換もできない。
横になっていると少しマシになるので座りながら本を読んでいると、また酔ってきて横になるしかなくなる。
そっと目を閉じて時間が経つのを待つしかない。
朝も昼も食事なし。
とても食事できる気分ではない。
とにかくジッとするしかない。
少し揺れが緩くなったところで外に出られないか船の人に聞いたが、
東京湾に入るまでは無理とのこと。
船の人もなんか生気が抜けたような顔してた(汗
もしかしてこの人達は陸に上がらずに往復してるのかな?
行きもだいぶ天候悪かったみたいだし大変そうだ。
しかし・・・いやーほんとこれはキツイわ。
陸のありがたみが身にしみる。
さすがに内地が近くなると揺れも収まってきた。
それでもそれなりに揺れがあるが、ある程度は慣れてきて本が読めた。
東京湾に入ると外にも出られるようになり、気分転換もできて良かった。
予定よりも数時間遅れで港到着。
この最後に船から降りた時も、島を一緒に過ごした人がいればお別れなどの挨拶が出来たかな。
んー。
2航海滞在はたしかにゆっくり過ごせて良いけれど、
1航海のほうが出会いなどを含めると良いかもしれない。
仕事帰りの人と一緒の流れで駅に入り電車に乗る。
浜松町付近で仕事している人は本当に不憫に感じてしまう。
しかし仕事で頑張るからこそ、束の間の旅行がより楽しくなるのだろう。
船で苦労した小笠原だが、
また船で行ってみたいと思う。
今度は夏に、1航海で。
もしかしたら観光業がより発展した小笠原を見れるかもしれないのを楽しみにして。
【費用】
ジュース代120円
帰りの電車代・・・
思い出 プライスレス。