なぜか眠れない朝。
目覚ましよりも早く目覚めた。
寝た気がしない。
そんなにワクワクはしていない気がする。
心配をしている?
船酔いの?
いやいや・・・寝ない方が船酔いしやすいぞ!
そんな葛藤の中、6時頃目覚めて余裕の録画アニメ見てから7時30分には家を出た。
今回の小笠原は船でしか行けないので港を目指す。
港近くの浜松町駅でどこかで見た事あるアングルでパシャリと写真を撮る。
ついでに目の前にある文化放送の1階にあるローソンに寄って、あわよくば声優さんと会えないかと下心を出してみたが、
メンドクサイのでスルーしてきた。
通勤や通学している人達と一緒に港方面へ向かう。
この人達は自分みたいな旅人を横目に見ながらいつも通勤しているのかと思うと自分には耐えられない気がしてくる。
すでに、そんな耐えられなくなって会社辞めた自分がここにいた。
港へはだいたい8時30分到着。
出発は10時なので、手持ちのチケットを搭乗チケットと交換するためにとりあえず案内所へ向かったがすでに行列。
自動ドアの外まで列が伸びていた。
まだ2月なら空いていると思ったが、学生の団体さんなどがいるので混んだらしぃ。
父島が地元という人も混んでいる事にビックリして、担当の人に何人乗るのかを聞いていた。
680人くらいは予約があると言っていたのを聞いた。
そんな父島が地元の人は出産に立ち会う為に内地に来たと言っていた。
父島では赤ちゃんも埋めないのだろうか?
それとも大事をとって内地の病院に行ったのだろうか?
疑問に思った。
チケット交換後は港散策。
乗る前におがさわら丸の下見。
うん。
小さい船だな。
色々心配は尽きない。
乗船の順番はおそらくチケット交換順。
交換してもらったチケットに番号が振ってあった。
自分は「110」。
すでに前に100人もいる事にビックリだった。
そして、この番号は良い場所を確保できたかもしれない。
110番くらいだと乗船した扉と同じ階層にある客室だった。
それ以降の順番の人は、おそらくさらに下の階層にある客室。
ちなみに上の階層は特等室だから自分には関係ない。
船は下層になるほど環境が悪くなると聞いたので、今回は良い方だったと思ったのだ。
寝場所は、想像していたが思った以上に詰め込まれている。
壁側だと当たりな気がするが自分はちょうど真ん中ぐらい。
横も前も後も人がいるのでわりとキツイ。
都心にあるようなサウナでの雑魚寝に近いがアレだと仕切りがあるし間がちゃんとあるのでまだマシ。
人との間も狭いので背が高い人だとかなりキツイというか完全にはみ出して足下の人にぶつかる。
さらに最初からすでに横になって寝ている人がいて、
荷物置き場が壁側で寝ている人の頭のところにあるので、ちょっと取りに行きにくかったりする。
男女はなんとなく分かれているように感じる。
男込みの数人組だと男側に女の人もいるが基本的には分かれているようだ。
そんな過酷?な場所だが、わりとお年寄りの方もいらっしゃる。
60代くらいの方と20代くらいの息子と一緒になって寝ている。
慣れか諦めか・・・どちらにせよ強いとは思った。
そんな船内環境で自分は致命的なミスをおかした。
しょっぱなのコミュニケーションを怠ったのだ。
すでにお隣さんは知らない人同士のグループができてしまっていて入れない。
(その時、自分は船内巡りにさっさと行ってしまっていた。)
しかしいつも通りと言えばいつも通り。
何かしているふりをして隣の会話を聞いていればそれも楽しい。
さて、船といえば船酔いがある。
しかし薬嫌いな自分としては酔い止め薬を飲まずに乗船というチャレンジをしてみた。
東京湾内は海が穏やかで揺れもほとんどなかった。
心配することはないかと思ったが、外洋に出たら揺れが激しくなってきた。
歩いていても揺れて歩きにくくなるぐらい違ってくる。
それでもこれは揺れが少ないほうだと思えるそんな揺れ。
まわりを見ても酔っていそうな人はいない。
やっぱりこれぐらいは耐えられるレベルなのか?
少なくとも夕飯後に日記を書いている時点では酔っていない。
このまま父島に着いてほしいところだ。
そんなコミュニケーションをとれない自分は暇なので、船内をぐるぐる回ってみた。
やはり狭く感じる。
横幅が特に狭く感じて横転しないか心配だ。
部屋は色々とあり、ビデオルームや子供部屋などもある。
自分と同じ2等室(一番下の等室)でも、20人限定とか何人か限定の部屋があったりと種類があるようだった。
団体専用なのだろうか?
コンセントもいたるところにあって充電は可能だが、タコ足はほしい。
1カ所で1人が使っていると他の人は使えなくなる。
しかし、コンセントの絶対数がそもそも少ないので、基本的には充電を考えないほうが無難だと思う。
電池が長持ちする電子ペーパーぐらいの利用が妥当だ。
1つ外国人にネックだと思ったのは英語の案内が圧倒的に少ない事だ。
放送で英語を流してあげないのは不親切だと思われた。
世界遺産の観光地なのだからそれぐらいの配慮は必要だと感じた。
だからなのか、外人の姿を見ていない。
昼飯と夕飯はレストランで食べてみた。
昼飯は「オムライス」(800円)
夕飯は「島塩ラーメン」(680円)+売店で「牛乳最中アイス」(120円)
それほど選択肢も特別メニューもない!
カップラーメンも売っていてお湯も提供されるのでそれでもいいぐらいだ。
自動販売機の飲み物類もそうだが、観光地価格ではない点は素晴らしい。
カップラーメンは多少高く感じる程度で定価だろうか?
だが、カップラーメンは食べ過ぎた過去があるためにどうしても避けてしまう。
そんなお昼を食べている時に事件発生!?
うるさいオヤジの客がいちゃもんをつけている。
内容は分からないが明らかに煩い。迷惑。
酔っているのではないかという口調で論点がずれていき、しまいには「裁判するぞ」を連呼している。
きっかけが分からないからなんともいえないが、そんな問題起こして楽しいのかお前は・・・何しに来たんだ?って言いたくなる。
艦長命令で海の藻屑にしてほしい。
店員も下手にでずに反論してたのか?
とにかく怒鳴り散らすのをやめてほしいとは思った。
ちなみにお昼は空いていたが、夕飯は混んだ。
開店の18時前には行列が出来ていた程だ。
お昼は弁当持ち込みが多かったのだろうか?
自分はまだ2回しか利用していないが、次はお弁当を持ち込もうとは思った。
その程度のレベルと値段ということだ。
夜。
星が見えるかと思い、外のデッキに出てみた。
最初は目が慣れてない所為かあまり見えなかったが、徐々に満天の星が見え始めた。
しかしそれよりも!
そ・ん・な・ことよりも!
暗闇のほうに意識が集中してしまった。
船の光りと星の瞬き以外は、暗闇。
真っ暗って・・・本当に真っ暗なんだと体験した。
この船はいったい何を目印に進んで・・・いや、本当に進んでいるのか?
ただ暗闇に吸い込まれているだけなのではないか?
これが暗闇。
本当の意味の暗闇なのだという事を知った。
デッキには人も少ない。
もし、人が落ちても気がつかないだろう。
気がつくのは父島に着いてからだ。
ここならば、
船が遠ざかっていくという絶望と、
暗闇という恐怖を味わいながら苦しんで死ねるだろう。
船は20時頃で青ヶ島付近。
見える訳もなし。
外は暗闇。
風が心なしか暖かくなってきた。
【経費】
浜松町までの電車賃
船代20500円(学割)
飲み物88円+88円
昼800円
夕680円
アイス120円
私が、行った時は外国人いたよ。それに海外ではアナウンスなんてほとんどないから気にしてないと思う。むしろ、電車内のアナウンスは、やかましいと不評らしい。
知らないだけで、結構来ている外国人はいる。日本人に比べて、不便さには慣れている方だ。
東京の様な、便利でごちゃごちゃした空間より
外国人は、こういったシンプルさを好むものだ。
それぞれにコメントありがとうございます~
そして、日記が中途半端でゴメンナサイ。
外国の方は・・・そうですねぇ。
現地の方でアメリカンっぽい人は結構みたいんですけどね(;´▽`A“
まぁアジア系だと分からないかもしれないです。
見たまんま外人さんには出くわさなかったですね。。。たしか。