昨日だけど。
父方の祖父がいる介護センターに行ってきた。
自分が会うのは去年の11月以来かな?
あまり頻繁に行かないんだよね。
ほとんど叔父と叔母にお任せです。
行ったとしてもお昼にお寿司を買っていって食べてもらいながら少しお話して帰る程度。
はたして顔と名前をちゃんと認識してくれているか心配。
いつも聞くけどね。。。うん。
そしていつもはお寿司食べながらも目を瞑って寝ちゃったりしてボーっとしてる感じの時が多いのだが、今日はずっと起きていた。
そんな時にふいに出た言葉になんだかセツナクなってしまった。
「一緒に住んだらいいのに。」
少しニュアンス違うかもしれないがそんな言葉を聞いた。
どういう意味で言ったのだろうか。
一緒に介護センターに住んだら毎日会えるのにという意味?
一緒に家で暮らしたいという意味?
祖父はお世辞もうまいからうれしい事を表現した言葉?
自分がこうなったら嫌だな・・・と思いながらも祖父はそこにいるという状況。
自分は母方の祖母とホボ一緒に住んでいる状態だから一緒には住めないという言い訳を心の中でしながらも罪悪感なども感じていた。
祖父は毎日あの場所で、何を考えながら生きているのだろう?
家に帰ってからテレビを見ていた。
週末帰郷して家族で農園のような事をしていた。
当たり前の生活のような感じだったが羨ましかった。
家族ってなんだろう・・・
今まで一生独り者だと決め付けていたけれど、最近不安にもなってくる。
今いる家族はそのうちいなくなる。
人はそのうち死んでいくもの。
それは仕方が無い。
それで残されたものはどうしていくのか?
普通は新しい家族を作っていくのだろう。
子孫を残して死んでいくのが生きとし生けるものの定め。
なんで人間は・・・自分は・・・そんなことさえも否定しているのだろう。
いや・・・他の生き物を見ても子孫を残すのは競争だ。
そうか競争に負けたのか。
負け続けているのを認めたくないから否定しているのか。
今の自分じゃ家族を作って支える能力がないという事だな。
寂しいのはやっぱりイヤだな。
もっと努力して家族に支えられているだけじゃなくて支えられるようになりたい。
そんなことをようやく思い始めた30の夜。